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2024/05/19

【井戸端】君と信じ、君と生きる日常エンドのその続き

※しかし自分自身のストーリーの構成力のガタ落ちぶりよ……(元から皆無だったという説も?)

クリオ「……それで、その、キャロルさん? は、ゼミルとはどういう感じの知り合いで?」

キャロル(マッド宮廷魔術師)「ゼムか。その当時僕は度々冒険者ギルドに仕事の依頼を出すことがあって、それでメイラと何度か仕事をする事があった。ある時メイラが連れてきたのがゼムだったんだ」

ルクティア「ちなみにメイラは神官戦士の方です。出身が同じ孤児院なんです」

珠洲香「ゼミルさんが冒険者ギルドに冒険者登録できる歳になるまで目をつけていたんですよ」

ルクティア「それでもって基本3人で追加メンバーが時々入ったりしながらいろんなところに行ったりいろんな事をしたらしいんですよ」

クリオ「なんで君たち先回りしていくの?」

珠洲香「前回来店時に色々聞かされたので」

ルクティア「ついでに補足しておくとゼミルさんをゼムと呼んでるのは、メイラが孤児院でそう呼んでたからです。そう呼んでるのはキャロルとメイラだけです」

クリオ(ワイルドスピードのドミニクがドムと呼ばれてるみたいなモンか……)

キャロル「なぜ君達は話したがり屋の話を抑えていくかな……」

珠洲香「信頼の証ですよ」

クリオ「……それで片付けてはダメなのでは?」

ルクティア「今日はメイラは来るんです?」

キャロル「少し遅れて来るそうだよ。何か見せたいものがあるみたいだ」

(来店ベル)

キャロル「来たようだね」

ルクティア「いらっしゃいませ」

キャロル「カレーは頼んでおいたよ」

メイラ「ルー! ゼムは?」

ルクティア「今カレー2人分作ってますけど。呼びます?」

メイラ「いや、じゃあ来た事だけ伝えてもらえればいいや」

ルクティア「分かりました〜。ちなみに追加のご注文とかは」

メイラ「ルーのお茶。前来た時に出してくれたヤツ」

ルクティア「はーい、お待ちください」

キャロル「……メイラ」

メイラ「うん」

キャロル「こちら、此処でのゼムのご友人だそうだよ」

メイラ「!!」

クリオ(物凄く眼を輝かせておられますが……)



キャロル「ささっ、彼女に説明してくれたまえクリオさん」

クリオ(何故こんなことに……)

メイラ「そ、それで、ゼムと貴方はどのようなご友人で……」

クリオ「……まあ、ルクティアさん繋がりで知り合った仲で、なんというか、共通の趣味を持つ仲というか」

メイラ(じわー)

クリオ「泣く程!?」

メイラ「アイツ、ああ見えてシャイなところがあるし、女だらけの人間関係だったから、心配だったけど、ゼムに男友達が……!」

キャロル「だから言ったろ。ゼムは君が思う以上に他人に馴染めるヤツだと」

珠洲香「……キムワイプと鼻セレブ、どっちにします?」

メイラ「鼻セレブ……」

クリオ「なんでそこでキムワイプなんだよ」

(そっと箱で差し出される。一枚取って鼻をかむ)

クリオ「こんな事で異性を泣かせるなんて想像した事も無かった」

ルクティア「あっ、しまった。カメラの用意があれば弱みを握れたのに」

クリオ「ルクティアさん!?」

ルクティア「お待たせしました。ご注文のスペシャルブレンドでございます。カレーはもう少し待っててくださいね」

メイラ「ありがと……」

クリオ「弱みって何に使うんだ」

ルクティア「いざという時の頼み事のために……」

クリオ「ロクな事頼んでこないでしょうが」

メイラ「……でさ」

ルクティア「はい」

メイラ「これをルーとスズに見せたくて」

珠洲香「なんですかこれ、アルバム?」

メイラ「孤児院時代のゼムの写真もある」

珠洲香「なんですかそのレアアイテム」

ルクティア「見たい」

ーーつづく

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2021/04/24 井戸端シリーズ Comment(0)

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