※もう3月じゃねーか!!!
珠洲香「ところで、この前ゼミルさん休みの時あったじゃないですか。あの人達来てましたよ」
ゼミル「誰だ」
ルクティア「あのマッド宮廷魔導師と腕力系神官戦士」
ゼミル「本人が聞いたら怒りそうな呼び方だな!」
ルクティア「こう見えて一緒に戦ったしカレーも食わせた仲なんですが」
珠洲香「あー、あれだ。ラノベにしたいってルクティアさんに頼まれたから、聞いた話をとりあえずプロットにして私の担当編集に見せたら『作風がウチのレーベルに合わない』って言われて没にされたヤツ……」
ゼミル「ルクティアさんからあらすじだけ聞いたけど、あれは亡国の王女がかわいそうだったな……」
(入店ベル)
ルクティア「ごめんね〜……私達も努力したけど、ハッピーエンドにはならなかったんですよね……頑張ったんだけどね……」
クリオ「来たz」
ルクティア「あ」
クリオ「……」
珠洲香「あ」
ゼミル「あ」
クリオ「ルクティアさん達がだいぶ鬱い話をしているだと……」
ルクティア「『デイリーオススメセット』お待たせしました」
クリオ「……サンドイッチ、いつもより多いが値段そのままでいいのか?」
ルクティア「これで標準ですけど」
クリオ「サイレント改修か!?」
ゼミル「ところで結局アイツら何しに来たんだルクティアさん」
ルクティア「この店に感染症対策の加護を掛けたいとかで……」
ゼミル「あいつまたマッドめいたことを……」
クリオ「……ゼミルとルクティアさんの共通の知人の話か?」
珠洲香「しかも片方は少なくともゼミルさんが子供の頃からの付き合いです」
クリオ「マジか」
ルクティア「とりあえず店内一通り見せた後にお茶飲ませてカレーも食わせて帰らせましたけど」
クリオ「ルクティアさんの表現のところどころに扱いの雑さを感じるが大丈夫か?」
珠洲香「……お互いが信頼してる証ですよ」
ルクティア「それは言わない約束だ」
クリオ(ルクティアさん……キャラ、ブレてないか?)
ゼミル「また来るのか?」
ルクティア「カレーがSP2実装されてる話をしたら『仕事抜きで個人的に来る』って……」
クリオ「来れるのか?」
ルクティア「そうみたいですよ。それでもって曜日限定SP2カレーの日が書いてる方のミニカレンダー貰って帰りましたけど……」
ゼミル「待てよ、それって」
クリオ「今日だな」
ゼミル「まさか今日来るのか!?」
ルクティア「いやでもまだ数日しか経ってないし……あ」
(来店ベル)
ゼミル「本当に来やがった……」
珠洲香「いらっしゃいませ〜」
???「……やあ、久しぶりだねゼム。元気そうでよかった」
つづく
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2021/03/15
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