漫画家先生「ところでなんでアニメ観たのにスーパーカブじゃなくてモンキーを?」
クリオ「アニメ観て素直にスーパーカブ買うのも何か違う気がしたから同じエンジン系統のバイクにした」
ゼミル「いつものただのひねくれか」
漫画家先生「他にも選択肢あったんじゃないですかそれ」
クリオ「ゼミルがやたら持ってた印象があったせいかすぐに思い浮かんだのがモンキーだった」
ゼミル「いや、すまんがそこまでモンキーばかり溺愛してるつもりはない。北海道ツーリングはしたけどな」
漫画家先生「そのうち世界一周とか始めそうな……」
ゼミル「世界一周は無理だろ、カブじゃないし」
クリオ(まさかそれを言わせたかったわけではないよな先生)
クリオ「ゼミルお前モンキーは4台しか持ってないって言っただろ」
ゼミル「言ったよ」
クリオ「こっちにあるモンキーのタンクと謎のフレームは?」
漫画家先生「スペンサーカラーじゃないすか。フレームは……GクラフトのGC-020?」
ゼミル「ああそれ、オークションで限定車のタンクが出てたから洒落で入札したら手に入っちゃったから、ナンバー取れる社外フレームで一台組み立てようと思って。でもエンジンどうするか決めかねてる」
クリオ「俺と同じことしようとしてるじゃねーか!!」
ゼミル「初めてモンキー買うのにフレームだけ買ってきたクリオほどではない」
クリオ「気まぐれでタンク買うのだって同レベルじゃい!!」
漫画家先生「こっちのバラバラになってるダックスは……」
ゼミル「それは知り合いから貰った不動車を直してる途中のヤツ」
漫画家先生「こっちのモンキーのフレームとホンダって書いてあるタンクは……」
ゼミル「それはいわゆる4リッターモンキーってヤツ。タンクがとんでもない事になってるから直さなきゃいけないんだよ」
クリオ「モンキーがプラス2台にダックスもあるじゃねーか!!」
ゼミル「ダックスはともかくモンキー2台は不動車だから台数には含めなくていいだろ」
クリオ「完全に小さいバイクに狂ってるヤツのセリフだそれは!!」
漫画家先生(まずい……モンキーRのフレームまで見つけてしまった……)
クリオ「さっきから考えてたんだ。……俺のモンキー、毎日は無理でも週2〜3くらいでなら通えると言ったらどうする」
ゼミル「小さくて構造もシンプルだけど、動画で見るよりは難しいぞ」
クリオ「承知の上で選んだんだ。あとはわかるだろ」
ゼミル「部品は幾つか融通できるし足りない部品の手配もできるけど、最優先で付けたい物があったら自分で用意してくれると助かる」
クリオ「倒立フォークに前後ディスクブレーキに鍛造アルミホイールに武川のコンプリートエンジンに……」
ゼミル「高そうなもんばかりだな。それ全部付けたらモンキーどころかCB400スーパーフォアの新車くらいになる」
クリオ「お前の買った社外フレームと似たようなもんさ」
ゼミル「……まず冷静になってどんなモンキーに乗りたいのかを最初に良く考えた方がいいと思う。このままじゃひたすら金が掛かるだけだ」
クリオ「……まあなんだ、夕飯行こうか。焼肉とラーメンと蕎麦ではどれがいい」
ゼミル「メシは賛成だが漫画家先生は置いていくのか」
クリオ「……誘うか。先生今まじまじとエイプ眺めてるけど、せっかくだし先生に決めてもらおう」
ゼミル「先生、焼肉と麺ではどっちがいい」
漫画家先生「え? えーと、じゃあ肉」
ゼミル「焼肉だって」
クリオ「じゃあいつもの焼肉屋行くか」
漫画家先生「奢ってくれるんですか!?」
クリオ「モンキーの話に付き合ってくれるなら」
漫画家先生「将来的にバイク漫画描く時の参考にさせてください」
クリオ「予定あるのか?」
漫画家先生「今後5年以内ではないですけど」
ゼミル「ないのかよ」
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2021/05/27
井戸端シリーズ